【かぐや様は告らせたい】かぐやと千花は旅に出たい in 福岡【お渡し会】
2/9(土)、2/10(日)「かぐや様は告らせたい」全国お渡しイベント『かぐやと千花は旅に出たい』に行ってきました!
はじめに
本記事は、オタク初心者である明松 麹が、推しである古賀葵さんを追いかけるにあたって、その旅先で感じたことなどを、徒然なるままに書いていくだけの文章です。僕の偏見と嗜好に基づいて内容が展開していくことにご留意ください。
前日譚 ~寝ブッチとカツサンドを、北九州の友人に捧ぐ~
2月9日(土)の秋葉原編に大変ご満悦の明松は、成田行きの電車に揺られながら、人目もはばからずにやけ面をさらしていた。
目の前で動き、話し、笑う、古賀葵。そして実際にお喋りできるなんて!
このような幸せがあってよいのか!
なんて歌劇調で胸の裡を語ってみても、現実に在るのは、ただのにやけた26歳である。
お渡し会が終了した後、明松は、例の大野柚布子さん推しの友人に紹介され、同じく大野勢の方と会っていた。以前からちょこちょことお名前はうかがっていたのだが、たまたま同じイベントにいるということで、せっかくなのでお会いして、お食事でも、というところだ。
横浜家系ラーメンを胃袋に収めた後、僕は一路成田空港へ。
むろん、翌日のイベント、すなわち――かぐやと千花は旅に出たい in 福岡に参加するためだ。
17:30分成田発のフライトに乗り込み、福岡へと降り立つ。そして現地では10年来の友人がいるので、まぁ酒でも飲みに行こうかと話していた。
が、予定に狂いはつきもの。成田に到着し第三ターミナルへ向かい、ほっと一息腰を下ろす。そして次の瞬間――
明松は眠ってしまった。
それなりに疲れがたまっていたのは承知の上だったが、着席即睡眠。トークショー・お渡し会の間、コーヒー断ちをしていたのも原因だろう。
ともかく、明松は眠ってしまっていた。
「はっ!!!」
明松、起床。時計を見る。
時刻、17時02分
急ぎ足で航空会社のレセプションへ。チェックインを行おうとするも、搭乗予定の便はなし!
受付の職員を捕まえて、
明松「あの~、17時30分発の福岡行きの便に乗りたいんですけど~」
スタッフ「1分でもチェックインが遅れたら無理です」
「そこをなんとか」
「無理です」
「…………」
「無理です」
結果:乗れませんでした
本当はもっと懇切丁寧に案内いただきました。無理を申し上げてすみませんでした。
そういう訳で……
明松は踵を返し東京へ。そして23000円の新幹線のチケットを憤懣遣るかたなく購入し、小倉行き最終列車に辛くも乗り込んだ。
「こうなったら飲むしかねぇ! カツサンド美味そうだ!」
と、18000円の飛行機のチケットを寝ブッチするという、セレブでもやらないような無駄遣いをした後の明松の浪費は留まるところを知らず。
てっぺんを回るか回らないかくらいの時刻に小倉に到着。前日以前に話していた到着予定時刻よりもかなり遅れたにも関わらず、現地の友人は、ありがたいことに嫌な顔ひとつ見せず手厚い歓迎。そのまま、今回のお渡し会の舞台であるあるあるcity直下の居酒屋へ
友人「九州っつったら、芋焼酎だろうがよぉ!」
「あざーす! いただきまぁす!」
全額ごちそうになりました。おお、なんと良い友人であることか!
「じゃ、かぐや様のイベント楽しんで来て」
なんて言葉まで投げかけられ、酒精も回った僕は、人の温かさに胸を打たれながら、手を振って別れを告げたのだった。
そして、冷たい夜風に頬を撫でられることしばらく、
あ、宿取ってねぇわ!
2月10日(日)『かぐやと千花は旅に出たい in 福岡』
翌朝、午前10時。行動開始
そういえば今朝は仕事がらみでやっておかねばならないことを思い出して、近所の喫茶店でコーヒーカップを傾けながら、1時間ほど作業。思ったよりも早く片付いて、Twitterをいじっていると、
以前、古賀葵さんのフラワースタンド企画(『スマホを落としただけなのに』朗読劇)でお世話になった方から連絡があり、挨拶をさせていただく機会に恵まれ、あるあるcityへ
「明松さん、どこにいますー?」
「エスカレーターの前にいますよー。ド派手なオレンジのダッフル着てるんで、見つけてもらった方が早いかと笑」
基本的に明松は、イベントの時にはクソださいオレンジのコートなりジャケットを身に付けているので、もし見かけたら声をかけてやってください。
交友を温めている内に、いよいよ開演時間。みなさんおなじみ、箱の中に手を突っ込んで、いざ!
券の番号は、なんと! 2番!
最前やんけ!
しかも2番て!
思わず従業員の方に、「これ、2番って書いてますよね?」とか聞く始末。
……18000円で最前2番の券を買ったということにしておこう!
なんて、降って湧いた僥倖は、昨日の不運の揺り返しと思い込まねば、幸せに耐えられない始末
ともかく、やや挙動不審になりながら、2番の椅子に着席。
「どうせだったら鍵開け引けよ昨日の秋葉原と違って、椅子と椅子の間隔がゆったりだなぁ」とか考えつつ、そわそわしながら開演時間を待つ。そして――
四宮かぐや役、古賀葵さん
藤原千花役、小原好美さん
おふたりが舞台袖から小走りで登場。ああ、あおちゃんかわいいなぁ。
古賀「ではね! 恒例のアレをやりたいと思います!」
小原「待って待って! 私は知ってるけど、みんなは知らないから!
もちろん「恒例のアレ」とは、演者と参加者の掛け合いのこと。さも当然のように始めようとする古賀さんと、それを制止する小原さん。漫才かな??
まぁ、東京組は知ってるんですけどね!!(18000円をドブに捨てたマウント)
古賀・小原「かぐやと千花はー!」
「旅に出たい!」
「イン!?」
「小倉!」
「恒例のアレ」と共に、かぐやと千花は旅に出たい in 小倉がついに開演。
アニプレックス広報担当(司会)「実はですね。古賀さんと小原さんには、このトークショーが始まる前に、『とある指令』が出ています」
前回の記事では書きませんでしたが、秋葉原編でも同様の告知が行われていました。
「例えば『方言を言う』とか『ピースサインをする』とか簡単なものなのですが、おふたりにはイベント中にその指令を遂行していただいて、終わった後に、お互いに出されていた指令を当ててもらいます。それを見事当てることができれば勝利。勝者は、ご当地の名物を召し上がれます」
補足すると、ふたりとも的中させた場合は、より多くの指令をこなしていた方が勝者となります。
「じーーーーーーーーーーー」
「あおちゃんがめっちゃ見つめてくる!」
秋葉原編でもそうでしたが、古賀さんは小原さんの一挙手一投足を見逃すまいと、この告知のあとしばらく、ずっと小原さんを見つめていました。がおちゃんかわいすぎか????
「そして今回は、参加者のみなさんにはおふたりの指令をお見せします! おふたりはすこしの間、後ろを向いていてくださいね」
対面トークショーなのに、参加者の背を向けるイベントってレアなのでは? ていうか、演者の後ろ姿なんてお目にかかることないから、尊みがすごい……
おふたりに課された指令は、古賀:ダジャレを言う
小原:ことわざを言う
どちらとも、なかなか絶妙な指令。うまく文脈を運ぶことができれば自然だし、できなければあからさまに不自然。これは、高度な頭脳戦の予感……!
「では、オーディオコメンタリーの方に移らせてもらいます」
という司会の言葉と共に、舞台中央から左右脇の椅子へと座りに行くふたり。と、ここで古賀さんが、「あの……『椅子に座って、いーっすか?』」
ふ、不自然――――!!!
これは小原さん、気付くだろう! と思いきや、
「あ、そうだよね。勝手に座ったらいけないよね」
天然か?????
かててくわえて、古賀さん、「(「どうぞ」という司会の言葉を受けて)蟻が10匹……ありがとう、ですよ」
ふ、不自然――――!!!
なんぼなんでも、さすがにこれは不自然すぎるのでは……。
「今日のあおちゃん、なんか変だね?」
天然か?????
天然×天然。これにはさすがの参加者も苦笑い。
「今朝も、なんかスキップしてたよね」
「ほら、今日あったかかったから!」
古賀さんは、気温が高いと、スキップをしてダジャレを言う性分のようです。
ふと頭の中にこのスタンプがよぎったことは、お口にチャックノリス。
まぁどうせ今回も長くなるだろうと思っていたら、やっぱり長くなってしまったので、ここでいったん分割します。
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